だからレッスンをやめました
野球を教えない野球レッスン。
僕が大切にしていることは
子供たち自身が考え
子供たち自身が成長する
ということ。あくまでも主役は子供たちで、僕は完全にサポーターです。レッスン内容もほぼ子供たちが決めます。ルールも、子供たちが決める。
だから、野球技術の押し付けはしないし、怒鳴ったり怒ったり、罰を与えたりもしません。子供たちが悩んだ時に初めてアドバイスをします。
教えたがりにならないようにいちばん気をつけます。
ただ、子供たちはそれでもこのレッスンでビビることがあります。
なぜか?
それは、子供たち自身がやったことに責任を負わせるからです。
昨日は30分でレッスンを切り上げました。その理由は、バットを忘れてきたことを当たり前に思い、途中でなかなかうまくいかないことにふてくされてつまらなそうにしていたから。
怒鳴ればふてくされてでもやったのでしょう。厳しくすれば話を聴いたのでしょう。
でも僕はレッスンをやめました。
「つまらなそうだから17:00で今日は終わりねー」と怒らずにいう僕に子供たちは
「と言いながらもレッスン続けるんでしょ」って思ったでしょう。
でも本当に30分でやめました。片付けて帰りました。
U-12の野球代表チームを率いた仁志監督。
寝坊してきた7人のレギュラーメンバーをベンチから外しました。試合は大敗した。
親や周りの関係者の圧力がある中で、勇気ある決断だったと思います。
僕もレッスンをしてきた中で何度も言われてきました。
「野球指導をしてください」
と。
僕は野球を通して野球だけじゃなくその子自身のこれからの人生に活きるようなレッスンをしたいだけです。
なぜ、それをするのか?
という意味を子供たちには必死に考えて欲しいし、考えても考えても答えが見つからなかった時に初めて助言をしてあげたいって思うのです。
昨日は怒っていないのに涙目で帰った子供たち。来週、その涙がどう変わっているのかが楽しみです。
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