1000万が教えてくれたこと。
21歳くらいの時に借金を背負った。
その額1000万円。
僕はこの-1000万で心を失って死のうと思いました。
今思えば借金ごときで命を捨てようなんて、なんてアホらしいことなんだって思えるけど、当時はとにかく闇でしかなくて。
人は離れていったし、自分は荒れていたし。
いや、荒れていたから人が離れたのかな。
空はいつも通りに青くて、いつも通りに鳥は鳴いてるし、いつも通りに酸素も吸えているのに「借金」という状況に心を失って。
まぁ結局死ねなくて
「死のうと思うくらいなら、死ぬ気でやってきたことと反対のことしよう」と思って、
「ありがとう」すら言えなかったから「ありがとう」って思うようにしたり、大学で勉強サボって中退したから勉強しようと思って本を読みあさって。
あの時になんとなく
「あぁ、お金で買えないものってあるんだなぁ」って気づき始めたのかも。
だって、借金はまだあったのになぜか日々が充実してたから。
昨日この「億男」っていう映画を観たんですけど、まさにこんな感覚でした。
あれからお金についてものすごく考えるようになったし、お金で変わる人もたくさんみたし、あのゴミ屋敷って言われたおじさんから、資産何百億って人まで会ったりして。
でも、どんな肩書だろうが、どんな金持ちだろうが、人間は人間なんだって思ったんです。
あれ、でもこのおじさんも資産家の息子だったっけ。
人は失墜した時にこそ人間性が生まれる
そう思うし
失墜した時にそばにいてくれた人こそ、本当の支援者だし、失墜した時にこそ人となりがでるし。
お金持とうがお金なかろうが、人間性が全然変わらない人に僕は憧れます。
めちゃめちゃ魅力的に感じる。
負けた人が強いって思うのも、負けを知ってるからなんだと思います。
負けるってめちゃめちゃダサくてカッコ悪いし、人は離れていくし。
負けたくない、カッコ悪いところ見せたくないからカッコつけることほどダサいことはないなって昔の自分に言ってやりたい笑
結局、お金って素晴らしい道具なんだけど、それに惑わされてオカシクなるのは人間なんだっていうのは、もうすぐ2歳になる娘をみてていつも思います。
この子にはお金なんか関係なく世界を楽しんでいるなって。
大人になるにつれていつにまにか
妬んで恨んで心壊して。ダサい。ダサすぎる。
そんなことを思った映画鑑賞。
お金に振り回されてしまう人は観て損はないと思うのでぜひ。
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