なぜ最近の若者は会社をすぐ辞めるのか?

キャリコネニュースに寄稿したコラム記事です。

なぜ、最近の若者は会社をすぐ辞めるのか 世代間ギャップの根幹にある"知識と経験"の関係

なぜ、現代の若者は会社をすぐ辞めるのか 先日、「Abema Prime」で「会社をすぐ辞める若者」について議論していました。一つの会社に勤め続け、ハードワークが当たり前だった昭和から平成初期を生きてきた人からすると、多様な働き方、生き方を模索する現代の若者の価値観はなかなか理解できないようです。 番組では、会社を辞めてYouTuberになった若者が「飲み会はスキルと関係ない。損切りじゃないけど(会社に)いても意味がないと思った」というと、「辞め癖がついているのではないか?」とマナー講師が納得いかない表情を浮かべるシーンがありました。 仕事がきちんとできていれば飲み会は不要、というのは確かにそうですが、一方でコミュニケーションのためには必要、という声も根強いです。なぜこんなにも若い世代との間に溝があるのでしょうか。(文:ちばつかさ) 怒鳴り声に耐え、飲み会に参加して仕事を覚えていった旧世代 番組をみていて「もしかして経験と思考の逆転が起きたんじゃないか?」と感じました。スマホがガンガン普及して、わからないことをすぐに調べることができるようになりました。世界の様々な知識、生き方をネットを通じて簡単に知ることもできる。 ギリ昭和な僕たち世代やその前の世代の人間は経験することでしか知識を得ることができませんでした。先人の言うことが指標になり嫌でも怒鳴り声に耐え、飲み会に参加し、パワハラやセクハラにも耐えることで思考や知識、そしてあの頃は終身雇用を得られると信じていたわけです。 つまり、野生の思考のように経験が先にくることで思考や理屈が後回しになり、あとになって初めて「あれ?この耐えてきた期間ってなんだったんだろう?」と違和感に気付くのです。 経験重視の指導は、よく言えば「温かさ」を感じることができました。しかし、理屈をすっ飛ばしたことで、体罰など理不尽な指導がまかり通っていたのも事実です。逆に今の若者はどうでしょうか。簡単に知識を得られるようになった一方で、経験から得られる"温度感"はありません。この、知識と経験の逆転が世代間ギャップを生み出していると思われます。 それでも知識と経験が伴っていないとレベルアップしない

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ちばつかさ こころとからだの中身から

元プロ野球選手の柔道整復師 こころとからだのコーディネーター ちばつかさのWEBサイト

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