26人目。唯一めんどくささをわかってくれた球友。関根稔
そうそうたるメンバーがいる法政大学野球部の先輩に物怖じせず絡んでいくあの力は、当時ボロクソに嫌われまくっていた僕にとっては神さまのような存在だった。
理不尽な上下関係に嫌気がさしていた僕の横で、“上下関係”という言葉なんてないんじゃないのか?と思わせてくれるような人心掌握術。その術は、めんどくささを溢れさせて先輩に嫌われなくていた僕にも使ってくれた。
大きな器で待ち構える彼は、親身に人の話を聴いてくれる。先輩だろうが同僚だろうが話を聴く器を持ち合わせるが、時にそれが“偉そうだ”と捉えられることもあった。
でも違う。
偉そうにみえるくらいにどっしり構えていたんだと思う。それがあれから約20年経った今でもあり、家族をその大きな器で支えているのが彼なんだ。
偉大な先輩を慕っていた彼。
その先輩に尽くしてきたその仁義は、今の彼をさらに大きなものにしているに違いない。
そんな彼に大学野球部時代は助けられた。
あの時だだっ広い部屋で泊まったり、大吉で焼き鳥食った思い出は忘れないよ。
大学野球部の苦い思い出を薄めてくれるそんな思い出。
せきねー!いつもありがとう!
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