自尊感情の出来上がり方。子供が二分化する理由は?否定的な指導や教育がもたらす影響。

『自尊心』とか『自尊感情』とかって言葉があるように、自分で自分自身のことに対して肯定的な態度をとれるかどうか?って生きていて大切な感情で、自尊心が高い人はなんにでも粘り強くチャレンジできるけど、低い人は諦めが早かったり、ひどい時は自分で自分を攻撃してしまったりします。

疑問に思ったんです。

生まれた時はみな赤ちゃんなのに、なぜこうも高い人と低い人で二分化されるのか?って。遺伝?環境?なんなのだ?と。

で、今発達心理学を勉強してて出てきたのが、子供の時の関わり方が自尊心の形成に大きく関わってるみたいなのです。

大人だろうが子供だろうが、理想の自分があってそこに到達できない差があればあるほどイライラしたり、かんしゃく起こしたりします。

子供の時にその感情が初めて芽生えて、癇癪を起こす時期があります。

1歳半〜3歳くらいに魔のイヤイヤ期がきますが、「自分は他者と違う」という自己認識と、「自分でもできる」という欲求がそうさせます。

それは大事な発達過程。で、そのあと4歳くらいにかけて、理想と現実のギャップに癇癪を起こしていくんだけど、この時期に養育者がどうアプローチするか?で自尊感情が形成されるらしいのです。

どんなアプローチがどう影響するのか?

それは
理想に向かって頑張った子供や他人よりもできないとわかっている子どもに対して、周囲が否定的な評価をすると子供は自尊感情を傷つけられたと感じる。

逆に、それでもがんばったことは素晴らしいなどと肯定的な評価をされると前向きになれたりするのです。

これをわかっていると、スポーツ指導現場なんかでも、否定的な指導したりして傷つく子供とそうじゃなく跳ね返す子供がいるのはうなずけるし、日々のコミュニケーションの中でどうアプローチするのか?っていうのもわかってきます。

それくらい子供に対するアプローチって慎重に行わないといけないものなんですよね。自尊感情低いと、下手すると自殺に追いやってしまったりするから。

今日はそんなことをシェア。
実生活で活かせるようにしていければいいなと。


ちばつかさ こころとからだの中身から

元プロ野球選手の柔道整復師 こころとからだのコーディネーター ちばつかさのWEBサイト

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