そこそこで十分なのにね。
妻がネイリストになるためにネイル教室に通いだした。いつも子どものことは任せっきりでほとんど東京にいるから、やりたいと思うことはできるだけそうさせてあげたいと思う。
その1つに、こうやって子供をしばらくみているってのも入っています。
ウェットティッシュを出しまくり、暴れまわったあと気持ちよいくらいに爆睡した三女。
そんな三女と録画されてた『未来のミライ』っていう細田守監督の作品を観ていたんだけど、あれは家族や子供がいる人にとっては共感できるところが多いのでは。
で、お母さんもお父さんも子育てでアップアップするんだけど、最後のほうに子供を連れてBBQに行く準備をする夫婦。車に荷物を積みながら夫婦でのこんな会話があります。
パパ「まさか、お互いこんな風になるとは」
ママ「きっと子どもたちのせいだね」
パパ「こんなでも、前より父親らしくなったのかな」
ママ「まぁ そこそこ」
パパ「そこそこかぁ」
ママ「わたしはどう?母親らしくなった?」
パパ「まぁまぁ。でも最高じゃないな」
ママ「そこそこで十分。最悪じゃなきゃいいわ」
パパとママ「ふふふふ、ははははぁ(笑)」
子供がいると、まず親は個人としてのプライベートな時間は確実になくなります。その中で子供と一緒に成長していくんだろうけど、夫婦の在り方も変わります。
恋人から夫婦になり、夫婦からパートナーになるのかも。
上の会話でステキだなって思うのは
そこそこでいいんじゃない
ってこと。
恋人の時はそこそこでも許せたね。
怒る姿も可愛かったり、だらしがないところもよく見えたりした。
付き合いが長くなって一緒にいる時間が長くなると、少しのミスも許せなくなるよね。
ちょっとのダサさも苛立ったり、ちょっとの怒りも大きな喧嘩の原因になったり。
そこそこでよかったのに、いつの間にか完璧を求めちゃうっていう強欲さは人間が自分勝手な証拠かも。って自分に言い聞かせたい。
欲まみれなんだよ。人間ってみな。
でも本当はそこそこでいいはずなの。
でもそこそこ超えちゃうと欲が出てきてもっともっとってなっちゃう。
子供のことに干渉しすぎちゃうのも
パートナーのやることなすことが気に入らないのもみーんな幸せだからこその欲なのかもね。
気をつけなきゃ。
久しぶりに家族と長く離れる11月末。
欲まみれな日々を送りながら。
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