サザエさんでの危険な思想。

昨日サザエさんみてたら
「叱るのは愛情の裏返し」

って言葉が出てきた。叱るといえば波平だし、叱られるっていうのはカツオなのは周知の通りなんだけど「叱るのは愛情の裏返し」ではないからとても危険な思想だなって思った。

叱るのは叱る側のストレスやフラストレーションを発散させているだけで、決して相手を思った行動じゃない。

「愛情の裏返し」というのであれば、叱る人自身に対する愛情だ。

カツオは聴き流す能力に長けているからいいものの、そうじゃない素直で真面目な子だったら子供の心を破壊しかねない。


もちろん考えて叱っているのならいいと思うんです。戦略的に「ここはあえて叱っておこう」と考えられるのならいいものも、みての通り波平は瞬間湯沸かし器の如く怒る。

しかも国民的アニメであの場面が正しいとなると「叱るのが正しい」っぽくなってしまうような気がしてしまう。

叱るのは愛情ではない。
叱るのが愛情なら叱らない場所には愛情はないのか?

子供たちのことを考え、自分自身を律することほど難しいものはないし、瞬間的に叱ってコントロールするほど簡単なものはない。

昨日のサザエさんはめちゃめちゃ違和感を感じたんだよね。

ちばつかさ こころとからだの中身から

元プロ野球選手の柔道整復師 こころとからだのコーディネーター ちばつかさのWEBサイト

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