人間。

先日、久しぶりに家族で散歩しました。

近所の道からの景色は、水分を少しずつ失っていく乾き始めた空で覆われていて、冬が少しだけ近づいたことを感じさせてくれます。

夕方の風も人肌が恋しくなるくらいに冷たくなってきました。

3ヶ月間、人に触れまくって人を観察して、その他人を通して自分を観察してきたんだけど、やっぱり人って完璧じゃないんだよなってことに改めて気づきました。

そして僕自身も完璧には程遠い。

完璧じゃないからこそ、また今日を生きようと思うし学ぼうって思えるんだろうし。

まるで神様かのように誰かに忠告する人
とにかく保身する人
目的のためには容赦なくなんでもする人
周りが見えなくなる人
裏と表で顔が違う人
なかなか抜け出せない人
すぐに怒る人

人ってやっぱりダサいなって思う。人っていうより外向きの“キャラ“ではなくてキャラに隠された本来の人間性が、究極の状態の時にちらっと表に出てきてしまうです。

でもそれが美しいし人間なんだけど。

久しぶりに妻と映画をみました。

めっちゃ日常的な話の映画なんだけど、人間臭くてかなりリアルで。

僕は人は性善でも性悪でもなく、他人をどう決めるかは“受け取り側“の問題だと思っていて、どんな人だろうが受け取る側の度量なんだって思うのです。

どれくらい大きな器で他者を見ることができるのか?


ステキな人を受け容れることは容易いけど、そうじゃなくて何か“ズレ“がある人をどう受け止めるか?が大切なんじゃないかなって。

僕はダサくてだらしがない自分を受け止めて欲しいから、出来る限りダサくてだらしがない人間も受け容れようって思うし、いや、むしろ“受け容れよう“なんていう上から目線でおこがましいことじゃなくて

そもそも他人を評価できるような人間じゃないから、他人を知ってみたいって思うのかな。

たくさんキレられたし
たくさん呆れられたし
たくさん文句も言われたし
たくさんミスもしたし
たくさん批判を浴びたけど

それでもなんとかギリギリのところで相手を受け止めることができたのも、40歳っていう折り返しにきて多少なりとも心が柔らかくなったからなのかな。

でも、まだまだだね。
もう少し空気のように、水のようになりたいなって思う。

諦めの境地に立って。
受け止めすぎず受け流しながら
また少し自分が変化したことを感じながら。





ちばつかさ こころとからだの中身から

元プロ野球選手の柔道整復師 こころとからだのコーディネーター ちばつかさのWEBサイト

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