みなさんはどの“動機“パターン?

「動機」についてはエドワード・L・デシの『人を伸ばす力』の外発的動機付けと内発的動機付けってのを散々書いてきて、実際それを野球を教えない野球レッスンとか子育てとかに応用してきました。

んで、今大学生になって心理学専攻してるのでさらに深掘り。

人が何かをするきっかけとなる“動機“ってのは、先に書いた外発的(報酬とか罰とか)と内発的(自分からやろうというもの)の動機があるんだけど、それをさらに分割すると

  1. 外的調整
  2. 取り入れ的調整
  3. 同一化的調整
  4. 内的調整
って分けられます。
「外的調整」っていうのはそれをすることに価値を認めてないけど、賞罰があるからやる動機。「お小遣いあげるからやりなさい」とか「やらないと外に出すよ!」とか。野球指導はまさにこの懲罰的指導ね。何度も現場を見てきました。

2の「取り入れ的調整」は他者からの働きかけはないけど、不安とか義務感でやるやつ。責任感強くてやっちゃうとか、不安で仕方ないからやっちゃうとかね。

この2つが外発的動機付け。なんとか後ろ向きな感じがします。

これは「肉焼かないと怒られるんじゃないか」という不安から必死に肉焼いてる姿ね。
次は内発的な方。

3の同一化的調整っていうのは「自分の将来のために必要!」とか「これは価値がある!」って思ってやるやつ。起業家とかがこれかなぁ。僕もこのタイプ。

で、最後の内的調整は「好きだからやる!」って動機。好きこそものの上手なれってやつだね。もう誰になにを言われてもやめないくらい自発的で自律的。

この2つは前向きな感じ。

こんな感じで“動機付け“には4つのパターンがあるのです。自分がなにかをするとか、子育てで子供をとか、指導でとか。誰かや自分を動かす時にどうアプローチしていくのか?はこの動機付けを参考にするといいと思います。

実は短期的にはどれも結果が出るのには変わらないんだけど、長期的には断然3、4がいいです。

だから野球指導は短期的には結果が出るけど長期的にはダメなの。イチローさんや大谷選手は完全に4だしね。

さて皆さんの仕事や生活、子育てや指導法はどのパターンですか?


ちばつかさ こころとからだの中身から

元プロ野球選手の柔道整復師 こころとからだのコーディネーター ちばつかさのWEBサイト

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