アンパンマンと孫悟空
アンパンマンの力は絶大で、時折こんな画像が妻から送られてくる。アンパンマンには勝てないと誰もが一度は思ったことがあるに違いない。
よく考えたらアンパンマンと悟空って似てる気がする。決してとどめを刺さない。
相手が敵でも弱っていたら助ける。悟空も何回敵に仙豆をあげたことか。
でも一つ大きな違いは、アンパンマンは自己犠牲、悟空は「オラ、強くなりてぇ」「まぁいっか」という純粋さ、バカがつくくらいの優しさ故の正義。この違いなのかな。
優しさにもそうやって種類があるって知ると、人を見る感覚も変わる。
自己犠牲によって成り立ってる。と言っても、アンパンマンはいつでも顔を焼いてくれるママ的で安全基地のジャムおじさんという愛に満ち溢れた場所があるから自己犠牲ができる。
もしジャムおじさんがいなければ、アンパンマンは成り立たないのかもしれない。少し偽善を感じる。帰るべきもの、甘える場所がある人間はそういった意味での強さがある。
一方、孫悟空はただのバカだ。拾われて育てられたから親の愛情は注がれていないのに、バカ故の優しさがある。何度も敵を救い逃し、空腹や寒さにも耐えられない。
悟空がアンパンマンと出会ったら、ジャムおじさんのパンを食い尽くしたあと「オラはなんてことをしちまったんだぁ。」「まぁいっか」となるだろう。
どちらが正解なんてものはないけど、人って面白いなって思う。優しさが一つじゃないし、誰かの救い方も一つじゃない。
僕は決してアンパンマンにはなれない。
どちらかと言えば筋斗雲に乗れない悟空だと思う。
基本的に「まぁいっか」でいるとめちゃめちゃざわつかない心に出会える。
どうでもいいね、そんなこと。
ということで、その人の外的要因に着目しましょってことで↓
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