僕は、夫であること、父親であることをやめた。

山積みになった洗濯物。
そして先日こしらえたホタルイカのアヒージョ。どや。主夫やぞ。

元々引きこもりがちで人付き合いよりも一人が多い僕にとって、家事はまったく苦にならない。喜んでもらえるならそれはそれで嬉しいし。



喜んでもらえるかどうか。

一緒に住んでいる義父は、義母のことをほぼ褒めない。というより、褒めてるのを一度も聞いたことがない。

「ありがとう」も言わない。挙げ句の果て料理の味付けには本当にうるさい。
そりゃ料理やる気にならんわなって思える。

一方的なコミュニケーションは、どちらかの心的破綻を招くと思っていて、“アメとムチ“じゃないけど、よりよいコミュニケーションはお互いを高め合えるコミュニケーションだと思う。

でも、聴いてる限りお互いの足を引っ張りあって、お互いを罵り合って、背中合わせの運転席と運転席でブレーキ踏み合ってるパートナシップが多いような気がする。

今日、アルフレッド・アドラーの動画をあげるんだけど、アドラーは

権力欲をなくせ

そう言いました。

人は誰かを支配したい生き物なのかもしれないけど、支配した時点で破滅の道を辿るとまで言ってる。

よきパートナーシップっていうのは、お互いの不足感を埋めあえる仲だし、権力や支配欲を示し合う中ではないのは誰もがわかってるはずなのに、ついついそうなっちゃうんだろうね。

人間っていつまでたってもダサい。

僕は、父親と思ったことが一度もない。いや嘘ついた。必死に

父親や夫をやろう

と思ってた時はうまくいかなくてストレスだらけだったし、そのストレスでコミュニケーションやパートナーシップはうまくいかなかった。

正しく権力欲ってヤツだね。

だからいつしか僕は、親であること、夫であることをやめた。
そんな隔たりのない当たり前の人間として過ごすことにした。

結果。子供との関係も、妻との関係も、そして自分を取り巻く周りとの関係も境目のないナチュラルな感じになった。

立場、ポジショニングってめちゃめちゃ人を制御する。
「ありがとう」を言わない義父は、一度落とし込んでしまったそのポジショニングを崩せない。崩せなくなってしまった。

変化できないまでのポジショニングを作ってしまった。変えることは苦しいからね。

パートナーシップや人付き合いがうまくいかない人は、権力欲や支配欲、ポジショニングなんかを捨てるといいと思う。

年齢やらなんやらなんか関係なく、よいものはよい、嫌なものは嫌だ、学べるものは学びだ。

そうやって垣根を取っ払ってみると、動かなかったものが動き出すんです。

ぜひ、トライを。

今日の夕方、アドラーさんを取り上げるので、その前にロジャーズを。

ちばつかさ こころとからだの中身から

元プロ野球選手の柔道整復師 こころとからだのコーディネーター ちばつかさのWEBサイト

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